研究内容RESEARCH

自己免疫性肝疾患の病態解明と新規治療法の開発

動物モデル(マウス)や培養細胞を用いて自己免疫性肝炎および原発性胆汁性胆管炎(PBC)の病態解明に関する研究を進めています。特にPBC研究において、他施設と連携した臨床研究や疾患モデルマウスを用いた共同研究を行っています。また研究の一部は、米国カリフォルニア大学デービス校のGershwin教授と連携して行っており,希望者は米国へ留学することで直接指導を受けることが可能です。

ウイルス性肝炎により誘導される肝疾患の病態解明と肝発癌予測マーカーの探索

C型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルスの感染が、宿主の肝における線維化、代謝異常、発癌などの病態を引き起こすメカニズムについて研究を行っています。またC型肝炎ウイルスが治癒した後の肝発癌予測マーカーの探索を進めています。ウイルス研究において必要なゲノムから蛋白質レベルまでの幅広い分子生物学の解析手法を、ウイルス感染以外の疾患の病態解析にも応用しています。基礎研究は本学ウイルス・寄生虫学講座、鈴木哲朗教授にご指導いただいています。

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と肝線維化に関する病態の解明と新規の薬物治療法の開発

動物モデル(マウス)や培養細胞を用いて非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と肝線維化に関する病態の解明と新規の薬物治療法の開発に関する研究を進めています。また研究の一部は,米国セントルイス大学肝臓センター(Brent A. Tetri教授)と連携して行っており、希望者は米国へ留学することで直接指導を受けることが可能です。